死者の生前の罪業を審判する十人の王!!北杜市の史跡をめぐる旅「岩下の十王」
カルチャー
十王・・・
道教や仏教で、死者の生前の罪業を審判する冥府の十人の王である。
人間を初めとするすべての生き物は、よほどの善人もしくは悪人でない限り、その死後、生者でも死者でもない存在となり、初七日から七七日(四十九日)及び百か日、一周忌、三回忌に、順次十王の裁きを受けるとされている。
中でも、多くの人が子供の頃に親から、「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われてきた閻魔王は、三五日目の裁判官であり有名である。
生前にこの十王を祀ると罪が軽くなると言われている。
北杜市須玉町「岩下の十王」
真ん中に座っているのが閻魔王(菩薩地蔵)である。
苔がひざ掛けのようになり、一体一体の質感や雰囲気、表情が歴史の重みを感じる。
一体一体の表情をじっくり観察。
どんなことを考えているのか、どんな感情なのか色々考察しながら見るのがとても面白い。
柵で囲んでいることから、地元の方々からも丁寧に大切にされていることが感じる。
北杜市の史跡をめぐる旅。
澄んだ空気と美味しい水、そして観光地としても発展している北杜市に来られた際は是非、史跡めぐりも楽しんでいただきたい。
岩下の十王
〒408-0103 山梨県北杜市須玉町江草14694
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