【燻製屋 響】山梨県の新たな特産物として“燻製”を

グルメ

2018年に山梨県南アルプス市にオープンした「燻製屋 響」。

「美味しい・新しい・珍しい」を創り続ける燻製屋響は、山梨県産食材にこだわり、自社秘伝のソミュール液で味付けをおこない、一品ずつ丁寧に燻製を作り上げています。

オーナーの手塚健斗さんは前職にて、10年間東京都内の総合病院にて集中治療と救命救急の看護師として従事していた異色の経歴の持ち主です。

山梨伝統の水晶加工技術を基礎とした石英製品・石英材料・加工、研磨を中心とした会社を経営しているお父様の後継者として2018年に山梨県に帰ってこられました。

元々お酒が大好きで、東京にいるときはお酒や食にも非常に拘り、様々なお店を巡っていた手塚さん。

山梨に戻ってこられてからは、チェーン店の多さと、どのお店も似たり寄ったりのメニューの多さに物足りなさを感じていたそうです。

ちょうどその頃、山梨県知事が山梨ワインの更なる発展を図るため、「山梨『ワイン県』宣言」を発表したタイミングと重なり、ワインにあうおつまみを作ろうという考えに至り、新規事業として自らがオーナーとなり、 燻製屋 響をオープンしました。

元々燻製が好きなことから燻製をつくろうと思い、一から勉強を始めた手塚さん。

山梨県らしさ、地産地消に拘り新しいおつまみを作り、地域の農家さんとの連携による活性化や山梨のブランド価値を高めていきたい思いではじめました。

最初はチーズ、ヤマメ、豆腐の3品からスタート行い、試行錯誤を繰り返し、現在は30品以上の燻製を発表しています。

特に、地元を盛り上げたいという気持ちが非常に強く、東京に住んでいるときに強く感じていたのが、他県から見た山梨は、富士山、果物、信玄餅くらいしか認知されていなかったことに非常に悔しい思いをしたそうです。

美味しいヤマメを作っている養殖家さんや日本蜜蜂の蜜を扱っている養蜂家さん、南アルプスの伏流水を使ったお豆腐増やさんといった、幾多のまだ知られていない山梨の逸品を「燻製」を通じて世の中に知ってもらいたいという気持ちで、地域に根差した商品開発と新しい企画を生み出しています。

季節関係なく楽しめる特産品、山梨県のお酒にあうおつまみとして提案する燻製。

燻製屋をはじめたことにより地域の色々な人との関わり、知らなかった特産品を見つける喜びを日々感じていると嬉しそうに話してくれました。

今後のビジョンは、同業他社が増えて「燻製」が山梨の特産品になっているのが理想と語る手塚さん。山梨らしさに拘り、ジビエ、ワインビーフ、クリスタルポークの燻製にも今後はチャレンジしていきたいと語ってくれました。

燻製屋 響の商品はこちらからご覧いただけます。

Daisuke Akiyama

山梨県南アルプス市出身。メンズファッションブランドのマーチャンダイザー及びEC事業部マネージャーを経て2021年独立。生まれ育った山梨を一から見つめ直すため...

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