幹は折損し、空洞になっても力強く生き続ける!!山梨県指定天然記念物「矢立の杉」
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矢立の杉・・・
樹齢1000年を超すと言われる山梨県大月市に聳え立つ、山梨県指定天然記念物。
戦国時代、笹子峠を通って戦に行く武士が必勝を祈願して、この杉に矢を射ったことがこの名前の由来とされている。
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旅人たちの憩いの場として古くより親しまれており、江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎や二代目歌川広重の絵にも描かれている。
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俳優であり歌手の杉 良太郎さんはこの地を「運命の地」と定め、自らこの矢立の杉を題材に、作詞・作曲をおこない歌を唄っている。
どっしり立つ杉に魅せられ、曲を作るきっかけにもなったと言われている。
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歌碑とともに杉 良太郎さんより寄贈された「身代り両面地蔵菩薩」
人々の安全と平和のシンボルとして建立された。
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珍しい「ゼンマイ式音声ガイド」。
矢立の杉の説明はもちろん、杉 良太郎さんの歌も聞くことができる。
この大自然の中で、杉を見ながら聞く歌。
心に響く歌詞に、優しい音色。
感動とともに、心も体も癒される。
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樹高28m、根廻り14.8m、目通幹囲9m。
千年の時を超えて逞しく聳え立つ姿。
物理的な大きさだけでなく、長い年月を生き続けてきた杉の木が放つパワーに感動する。
矢立の木と対峙するとき、自分が抱えている悩みや迷いも全て受け入れてくれ、新たな一歩を踏み出す力をくれる。
そんな大きくて力強くも、優しい杉である。
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幹は地上約22mで折損し、木の中は空洞になっているが、生き続けている。
「生きる」
昨年からの新型コロナウイルス感染症まん延により「生きる」ということについて、今までよりも深く考えるようになった。
どんなことがあっても、何があっても命ある限り生きていく。
折損し空洞になっても生き続けている矢立の杉をみていると、腹の底からを奮い立たせてくれる。
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雨のひも雪の日も、どんな日になろうと、矢立の杉はどっしりと構えて生き続けているのである。
最後に、杉良太郎さんの「矢立の杉」を聴いていただき、本日の記事を締めたいと思う。
山梨県指定天然記念物 矢立の杉
〒401-0025 山梨県大月市笹子町黒野田1924-1
URL : https://otsuki-kanko.info/category/content-page/view/42
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