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【榊正宗】南アルプス市の大自然の中で、清らかな水と厳選した酒米で造られる「特定名称酒」

地場産業

山梨県南アルプス市の大自然に囲まれた地域で150年、日本酒を造り続け地元で愛され続けてきた「榊正宗」。

榊正宗を造り続ける株式会社横内酒造店さんは、創業明治5年(1872)。蔵は南アルプス前衛の櫛形山の山麓に有ります。

その名前から大自然を連想することができる南アルプス市は、県内の自治体としては最西端にあたる場所に位置しています。盆地特有の冬の厳しい寒さと、夏は気温が高いという内陸性気候から果物づくりに適した環境であり、春から秋にかけてたくさんのフルーツが実ります。

榊正宗の仕込み水は櫛形山の中腹から湧出ている、清らかで質の良い伏流水を使用しています。

5代目蔵元の横内孟社長は、「生活の中で使っている水なので普段は良さに気付きませんが、よその地に行った際に水を飲むと、『やはりうちの水はおいしい』と違いを実感します」と水の魅力を語ります。

くるらストア運営者の私自身も南アルプス市出身であり、大学卒業後に県外に出た後、初めてその水の美味しさに気づきました。非常にまろやかな軟水であり、とても美味しい水です。

国内のミネラルウォーターの4割以上が山梨県産と言われています。甲斐の国は、古くより「清水のふるさと」として知られており、四方を山に囲まれた盆地で、清水と豊かな自然の街である南アルプス市は「お酒のふるさと」としても一目おかれているのです。

横内酒造店さんの蔵は、かつて「榊村」という地名のあった南アルプス市上宮地にあります。神様との世界と人の世をつなぐ境の木と言われる「榊」の名を持つ地。この地で神事に用いる日本酒を作り続けていることは誇りであり、非常に名誉なことでもあったと言われます。

150余年、冬の厳しい寒さと綺麗な空気に恵まれ、厳選された酒米で高品質の伝統的な酒造りを貫いています。普通酒・廉価酒は造っておらず、原料米はほとんどが山梨県産米で、特に山梨県産の山田錦の使用量は全体の60%以上。

米の旨味を残しつつ、淡麗ですっきりとした味わいの日本酒。造られる日本酒は自然な味わい、コクのある芳醇の旨さを求めているため、全量が本醸造以上の高級酒に分類される「特定名称酒」です。

明治44年(1911年)に始まり、現在も続いている「全国新酒鑑評会」。

新酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質向上に資することを目的に、全国新酒鑑評会を行っています。

この歴史と権威ある鑑評会において金賞を受賞した「榊正宗」。東京国税局酒類鑑評会の受賞経歴など、その美味しさは折り紙付きです。  

横内酒造店の5代目当主横内孟さんがご両親の後を継ぐために帰郷したのは昭和43年。大学を卒業後、醸造試験場、酒の問屋などで修行をされてきました。当時この周辺には造り酒屋が6軒もあったそうですが、現在は横内酒造店さんの1軒のみ。引き継がれた老舗の看板と味を大切に酒造りをおこなっています。

今までネット通販は一貫して販売することがありませんでしたが、私自身がこのお酒の旨さに惚れ込み、なんとか頼み込んで、今回くるらストアで販売させて頂くことができました。
歴史と伝統のある南アルプス市の地酒を、販売させて頂けることに非常に感激して、感謝の気持ちを持って販売させて頂きます。

榊正宗の商品はこちらからご覧いただけます。

Daisuke Akiyama

山梨県南アルプス市出身。メンズファッションブランドのマーチャンダイザー及びEC事業部マネージャーを経て2021年独立。生まれ育った山梨を一から見つめ直すため...

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