大月市の自然の中で静かに佇む「笹子隧道」美しき造形美とともに、あなたを別世界へ誘う
カルチャー
このトンネルはまるで、どこか異次元の世界に行ってしまうのではないだろうか・・・
そのような浪漫とも恐怖とも捉えることができるトンネルが山梨県大月市に存在する。
笹子隧道(ささごずいどう)
四方を山に囲まれた山梨県にとって、昔から非常に重要であった交通ルート「甲州街道」。
その甲州街道で、一番の難所と言われたのが「笹子峠」である。
この笹子峠を越えるために開削されたのがこの「笹子隧道」なのだ。
昭和11年から国庫補助を入れて、現在の金額換算でおおよそ4億4,000万円の工費を投入し昭和13年に開通。
昭和33年の今使われている新笹子トンネルができるまでの約20年間、長野〜山梨〜東京までの幹線道路として甲州街道の交通を支えていた。
大月市側の坑口は2本並びの柱形装飾がされており、洋風の佇まいを感じさせ、造形美としても堪能できる造りとなっている。
所々に入っているヒビののような跡が歴史や重みを感じ取ることができる。
トンネルの中はなんともフォトジェニックに空間になっている。
スターウォーズのような、または、ドラえもんのタイムマシンに乗っているときのあの空間のような。
宇宙空間をワープするような雰囲気は、胸がトキメクと同時にどこか怖さも感じる。
歩いても歩いても中々前に進んでいないような感覚を覚える。
現実の世界に戻ってきたという不思議な感覚を味わえる。
大月市のみどり豊かな自然にかに佇む「笹子隧道」
あなたの山梨観光ルートの1ページに是非、加えてみてはいががだろうか。
笹子隧道
平成11年 文化庁 登録有形文化財
山梨県道212号日影笹子線
URL : https://otsuki-kanko.info/category/content-page/view/43
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