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韮崎市にそびえたつ平和の象徴「平和観音様」には今の世の中がどのように映っているのだろうか

お出かけ

甲州街道(国道20号線)を車で走っている時、韮崎市で見えてくる観音様をご存知だろうか?

僕自身も子供の頃から20号線を通るたびにずっと見ていてた当たり前の景色だった。

当たり前すぎて何も思わなかったが、ふと、

「そういえば、あの観音様をしっかりと近くで見たこと1回もないな・・・」

そもそも近くまで行けるのか・・・?

よしっ!!思いたったが吉日。即行動だ。

七里ヶ岩の先端に向かって進んでいった。

坂を登っていくと見えてきた、観音様。

しっかりと視界に後ろ姿をとらえ、ラストスパート。

観音様でございます。30年以上見てきましたが、お近くで見るのは初めて。

予想以上に、大きい。

「平和観音」

高崎白衣観音、大船観音の観音像と合わせ、関東三観音のひとつと言われている。

昭和33年春彼岸、七里岩南端に慈愛みちた観音さまの御姿を夢見る恵の兆しを同志にはかり、観音像の建立を思い立った発案者が、市民の平和と無限の発展を祈り次代を背負う子供達の強く正しい成長、また皇太子殿下のご結婚を記念してこの地を選び着工した。

2年と2ヶ月を要し、昭和36年10月13日落慶開眼、制作は秋山源太郎氏が担当し、多くの市民の浄財と強力により完成。韮崎市に寄付採納されたものである。

身長16.6メートル(台座を加えると18.3メートル)、お顔2.6メートル、右手施無畏印は2メートル、体重305トン。

この表情を見ていると、きっと今の世の中の情勢も全て把握されているように思える。

耐えなければいけない。いや、耐える耐えないの前に、何か別の道、他の方法ははないのか?知恵を振り絞れ。

僕にはそんなことを言われている気がした。

富士の山とちょうど向かい。

市街地も、一望。

全てを見透かし、これからの行く末をしっかりと見られている。そんな感じがしてやまなかった。

物理的な大きさだけでは計り知れない、平和観音様の大きさ。

これからまさに新次代を迎えようとする山梨、いや日本、そして世界を。

これからもその目でしっかりと見届けていただきたいと強く願う。

平和観音

〒407-0023 山梨県韮崎市中央町11

URL : https://www.nirasaki-kankou.jp/eriabetsu_kakou_spot/machinaka_area/jinjya_bukkaku_rekishi/5588.html

Daisuke Akiyama

山梨県南アルプス市出身。メンズファッションブランドのマーチャンダイザー及びEC事業部マネージャーを経て2021年独立。生まれ育った山梨を一から見つめ直すため...

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