日本の美しさを象徴する滝!!小菅村の可憐で繊細な「音無しの滝」
本日の山梨紹介は、都心からすぐに行ける癒しの村「小菅村」より、静かで繊細な音無しの滝のご紹介。
先日ご紹介した「長作観音堂」のすぐ近くにあり、長作観音堂が現在の場所に移転する前に建っていたとされる古観音の手前に位置する。
くるらの旅を始めて半年。
今まで様々な渓谷や滝に行ってきたが、今までで一番険しい道のりであり、整備がされているわけではないので、奥に行けば行くほど足場は悪く、進んでいる道があっているのかわからなくなってくる。
全く辿りつくことなくおおよそ一時間経過・・・
正しいと思っていた方向に歩いて行き続けた結果、滝を通り過ぎてどんどん奥に行ってしまていた。
道は一段と険しくなり、全く滝が出てくる雰囲気が感じられず、「あぁ人はこうやって遭難していくのか」という考えが頭をよぎり、前に進むことを諦め折り返すことを決断した。
帰路を随分と歩くと・・・
今回は滝に出会うことなく、諦めて帰ろうとした道中、自然に行きと違う道を歩いてしまっていた結果偶然、案内板を見つけることができた。
諦めていた気持ちから、喜びが一気に込み上げてくる。
これも旅の醍醐味かもしれない。
行きでこの案内板を見つけることができず、奥に行って1時間くらい歩いてしまったのも含めて全てが物語りなのである。
その全てが僕だけが経験した旅の記録として、くるらの引き出しになる。
実はスタート地点からそれほど歩くことがなくたどり着ける「音無しの滝」。
通り過ぎて苦労して見つけた分、感動は一入である。
音無しの滝の名前の由来は、音もなく水が落ちることに由来している。
今まで見てきた滝とは一線を画す、繊細で静かな滝。
水量も少なく、静かに流れ落ちる滝に辿り着くまでの苦労や疲れも、癒される。
滝の醍醐味は、水量の多さや勢いだけではない。
この音無しの滝のように、静かで繊細な滝も、まるで日本の素晴らしさを象徴するようで美しい。
歩道がわかりにくい場所があり、私のように迷ってしまう可能性があるので注意が必要だが、小菅村に来た際はその大自然を存分に感じられる「音無しの滝」に是非、足を運んでいただきたい。
音無しの滝
〒409-0211 山梨県北都留郡小菅村長作
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