多摩川源流の美しき小さな”小菅村”古より龍の伝説が伝わる「白糸の滝」を歩く
本日は、山梨県北都留郡小菅村の大自然を「くるら」をみていただいているあなたにお届けします。
都心から2時間弱で行ける多摩川源流の小さな村。
小菅村といえば東京を代表するクラフトビール「Far Yeast Brewing」様が本社を工場のある小菅村に移転されたことでも知られています。
地元農家さんと協力したビール開発を、2020年から「山梨応援プロジェクト」と題しシリーズ化し行っていることも、地元民としても非常に嬉しく思い尊敬しております。
そんな小菅村に都会の忙しい日常から離れて、静かな大自然の中で癒しの旅に行かれてみてはいかがでしょうか。
愛車と雰囲気がバッチリだったので、記念に。
山道を上にはもってこいです(笑)
今回ご紹介するのは「白糸の滝」
小菅村の県道508号大菩薩峠線を上っていくとございます。
「白糸の滝」って全国各地で聞く名前ですし、一体何個あるのだろうと思って調べてみたら、45個以上あることは確実とのこと。※YAHOO知恵袋情報
すごいですねぇ。ちなみに名前の由来は、流下する水の様子が白糸や絹糸を垂らしたようであることから名付けられているそうです。
1本の糸のような細い滝から、落水が幾筋にも分かれる滝幅が広いものまで姿形は様々であると言われています。※Wikipediaより
では小菅村の白糸の滝へ早速行ってみましょう。
橋を渡るとなんだか別世界へ行くような、神秘的な雰囲気があります。
まずは展望台から遠目の滝の景色を。
白糸の滝は、高さ36メートルで、水量は少ないながらも深山幽谷の断崖から滑り落ちる真清水が一条の白い糸のようで、その美しさからこの滝を「白糸の滝」と命名したと言われています。
またこの滝には古くから言い伝えがあります。
この滝の滝口には、水の色さえ変わって見えるという程深く渦巻く淵がありました。
ある日のこと、村の若者がその淵に大きな石を投げ込んで帰りました。
数日後、再びその淵に来てみると驚いたことに、投げ込んだはずの石のすべてが淵の外に並べられていました。
それ以来この淵には、龍が住んでいてその龍の仕業だと信じられるようになりました。
その頃、村は夏になると例年のように水不足で困っていました。
当時小菅村の宝生寺の住職、藤原方丈がこの淵に行き、一心に祈り、手にした経本を投げ込むと不思議なことに大粒の雨が降ってきました。
そして一陣の風と共に淵の底から龍が姿を見せ、人々の驚きを尻目に巨体をくねらせながら谷川を踊るように下って行ったといいいます。
不思議なことにこれより小菅村には水不足になることは無かったそうです。
実際にその場所に行かないとわからない、ネットでは中々調べることのできない情報や話を知ることができるのも、直接足を運ぶ醍醐味だなぁとつくづく思います。
このような伝説の話は、見たり聞いたりするのも非常に楽しいです。
自分の知識も増えるので景色も堪能でき、楽しい話も知れて、まさに一石二鳥どころか三鳥以上ございます。
滝に近づいていきます。
白糸という名の説明の通り、本当に1本の糸のように細かくて繊細な滝。
落ちてくる水の情景は、とても美しい。
しぶきが神々しいですよね。
ずっと見ていられる。
無心で滝の流れを見て、自分自身の心を整える。
体にも心にも素晴らしい「白糸の滝」。
小菅村に行かれた際には是非行かれてみてはいかがでしょうか。
白糸の滝
〒409-0200 山梨県北都留郡小菅村
URL : http://kosugemura.sakura.ne.jp/tourism/2010/11/post-33.php
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