圧倒的な重厚感と美!!貴重な室町時代特色を残す寺院建築「八田山 長谷寺」
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山梨県南アルプス市榎原「八田山 長谷寺」
国指定重要文化財(建造物)に指定されています。
寺記には天平年間(729-49)行基とあり、甲斐国33番目の札所中第四の観音霊場です。
非常に重厚感のある本堂。入母屋造の屋根は、檜皮葺形(ひわだぶき)の銅板葺です。
室町時代の特色を残す寺院建築として大変貴重な建造物でございます。
対面すると背筋がピンとなり、足元が心なしか重くなる感じがしました。
ずっと見ていられるこの造り。日本の美学を感じ、心が落ち着いてきます。
戦国時代には武田信玄が武運長久を祈願したことでも知られています。
実はこの本堂の厨子内に「木造十一面観音立像」が秘仏として祀られています。
「お月夜でも焼ける」といわれるほど水不足に悩まされてきた原七郷(地元の地区)の守り観音として多くの人々から信仰され、古くから雨乞いの祈祷を捧げられてきました。
保存状態も良く意匠に優れている事から山梨県指定文化財に指定されています。
秘仏であるため開帳は33年に一度と言われています。
非常に重厚感があり、そして美しい国指定文化財「八田山 長谷寺」
南アルプス市にお越しの際は、その趣を感じに是非足をお運びください。
八田山 長谷寺
〒400-0204 山梨県南アルプス市榎原442
URL : https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/hasedera.html
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