圧倒的なパワーを放つ守護神!!上野原市の「棚頭の仁王像」
仁王像(におうぞう)
日本では寺院の入口の門の左右に仁王像が立っているのを見かけます。
像容は上半身裸形で、筋骨隆々とし、阿形(あぎょう)像は怒りの表情を顕わにし、吽形(うんぎょう)像は怒りを内に秘めた表情に表すものが多いです。
こうした造形は、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神としての性格を表している。
山梨県上野原市の天鼓山恵林寺(八幡神社)に、圧倒的なパワーを放っている”仁王像”が立っています。
相変わらず、上野原市も自然が豊かで心地よいですね。
都心から90分くらいあれば簡単にいける上野原市は、ちょっと山梨へ行ってくる感覚で行ける最適の場所。
中々ハードな坂を登っていきます。
やはりそう簡単には合わせていただくことはできません。
Mr.Childrenの「終わりなき旅」の歌詞が頭をよぎります。
「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」
まさにその通りでございます。
早速仁王像が立ちはだかっております。
ガラス越しだと、中々伝えにくいですね。
天気も良く反射が・・・。
横からの写真をご覧ください。
阿形(あぎょう)像
呍形(うんぎょう)像
いかがでしょう?これが上野原市指定文化財
「棚頭の仁王像」
でございます。
写真からでも圧倒的なパワーが感じられるのではないでしょうか。
像高はいずれも約2.3m。トチ材の寄木造で、赤く彩色されています。
力強い表現が特徴で、異様なまでに太い両腕や、両脚にかかる裾をめくり上げて布裏を見せる表現、威圧感のある面構え。
まさに敵を寄せ付けない守護神。
江戸時代中期から後期にかけて作られたとされています。
こんな素晴らしい仁王像を見させていただき、感謝の言葉をしっかりと伝えさせていただきました。
最後に、仁王像をもう一回。
画面からでも「くるら」を見ていただいているあなたにパワーやご利益があることをお祈りして。
上野原指定文化財「棚頭の仁王像」の紹介を締めたいと思います。
棚頭の仁王像
〒409-0125 山梨県上野原市 野田尻2461
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