童心に戻って巡る天然記念物探検!!「鳴沢の熔岩樹型」
くるらで度々紹介をしてきた鳴沢村。
鳴沢氷穴や富岳風穴など、噴火の溶岩流によってできた洞穴など、国の天然記念物として自然の神秘を感じられる観光スポットが多いのも特徴の一つである。
本日のご紹介も、富士山噴火によってできた非常に貴重な天然記念物である。
一見すると、何を見させられているのだろうかと思われても仕方がないこの穴。
実はこの穴こそが大変貴重であり、国の天然記念物として指定されているのである。
国指定天然記念物 / 鳴沢の熔岩樹型
864年、富士山中腹より噴き出した青木ヶ原溶岩流の一部は、鳴沢村まで流下した。
直径1メートル以上の巨木が林立していた大森林の立ち木や倒木を包み、冷却固化し、燃え尽きた大木の樹幹等の形をそのまま残した。
これがこの穴の正体であり、「熔岩樹型」なのである。
1929年、石原初太郎天然記念物調査員により、12の熔岩樹型が明らかにされ、極めて貴重な天然記念物として国に指定された。
第11号の熔岩樹型。
樹林帯を流れ、水分を蒸気化し、ガス圧が高まり、溶岩流を突き抜けて爆発した世界的に極めて珍しく、貴重な「熔岩スパイラクル(熔岩水蒸気噴気孔)」である。
童心に戻れる体験。
あの頃楽しかった探検遊びが、いくつになっても体験できる。
世界に一つだけの花の歌詞ように、1番から12番まで一つとして同じものはない。
全て回った時は達成感に満ち溢れる。
※第10型のみ、私有地になるため拝見することができない。
あなたも是非童心に戻って、鳴沢村の熔岩樹型を巡る探検に出てみてはいかがだろうか。
国指定特別天然記念物 / 鳴沢の熔岩樹型
〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村
0555-85-2311
URL : https://www.pref.yamanashi.jp/bunka/bunkazaihogo/bunkazai_data/yamanashinobunkazai_na0001.html
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