日本”初”のセメントを用いた砂防堰堤!!旧芦安村の大自然の中で迫力抜群の「芦安堰堤」
南アルプス市は2013年に6つの町村が合併され発足されました。
僕は旧櫛形町出身でございますが、この6つの町村の中で今までの人生で1回も行ったことのない場所がございました。
旧芦安村です。地元の人ならわかるかもしれませんが、芦安村だけは他の町村と比べ遠いですし、人口の観点からも友人知人も少なく、行く用事や機会もがなかったのです。
「くるら」をスタートしたお陰で、旧芦安村に初めて足を運びましたので、本日から旧芦安村のご紹介が何度か出てくると思いますので、是非ご覧ください。
それでは1回目の南アルプス市芦安村のご紹介はこちらでございます。
国指定有形文化財 芦安堰堤(あしやすえんてい)
御勅使川に設けられた大規模な砂防堰堤。
大正5年着工の我が国で初めてセメントを用いた砂防堰堤で,内務省の直営工事でつくられた。
上段アーチ式,下段重力式とする類例の少ない構造で,練石積みの表面の仕上げ等に時代の特徴がよく表れている。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/113367より引用
御勅使川流域内の地質は上流部は主として御坂層で、その中に脆弱な火成岩遅滞があり、所々に温泉作用を受けた笛吹地層があり、この層を境にして地すべりを生ずるほか、本川沿岸に露出する部分は極度の風化、崩壊の過程にあったそうです。
この芦安堰堤は、下流の土砂災害を防ぐために作られました。
高さ22.6mあり作られたと当時は最も高い砂防堰堤の一つでした。
斜め上からの景色でございます。
少し足が怯みました・・・笑
堰堤からの景色も格別でございます。
春の訪れとともに木々の色合いの変化も感じられ、心が躍動します。
堰堤から見える「瀬戸大橋」
木々と堰堤と橋。このコントラスト良い画ですね。
紅葉シーズンも非常に楽しみです。
芦安の大自然の中で見ることができる堰堤は迫力があります。
日本”初”のセメントを用いた砂防堰堤。
南アルプス市に足を運ばれた際は是非ご覧ください。
芦安堰堤
〒400-0241 山梨県南アルプス市芦安芦倉字大曽利地内
URL : https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/ashiyasuentei.html
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