音が全く反響しない横穴洞窟!!氷柱以外にも見所盛り沢山の「富岳風穴」
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先日ご紹介させて頂きました「鳴沢氷穴」
国指定の天然記念物というだけあり、記事も非常にご好評を頂いております。
そんな本日は、「鳴沢氷穴」とともに天然記念物の洞窟「富岳風穴(ふがくふうけつ)」のご紹介をさせて頂きます。
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富岳風穴は鳴沢氷穴と比べ、洞窟にたどり着くまでに道があり、至る所で溶岩や青木ヶ原樹海特有の露出した樹木の根を見ることができます。
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階段を降りていくと、一気に異次元世界に入ります。
平均気温は3度の洞窟の中へ。
すると・・・
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富岳風穴は階段を降りると、すぐに氷柱が出てきます。
鳴沢氷穴とはまた違った氷柱。
見頃の春に来ただけあり、非常に美しいです。
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富岳風穴は壁の玄武岩質が音を吸収する性質をもっているため、内部は不思議と音が反響しません。
より、神秘的で幻想的な空間になっております。
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氷柱を通り過ぎても道は続きます。
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わかりにくいですが、これは「溶岩練乳石」と言って、溶岩が冷却する過程で完全に冷え切る前に洞穴天井から垂れ下がり、その後に固結した溶岩です。
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「縄状溶岩」
溶岩が流れ出た際に、先に冷えた溶岩の後に溶岩が順次押し寄せて生じた溶岩表面の縄状の模様です。
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天井がより一層低くなり、ほぼしゃがみ歩きの状態です。
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「溶岩棚」
洞穴内表面付近が冷え固まる過程で、冷え切らない流動性のある表層の溶岩が巻き落ちて棚状を示す形態です。
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大きな「天然冷蔵庫」が見えてきました。
富岳風穴では、この洞窟環境を利用して養蚕や樹木種子の保管を目的とした産業的利用が昭和30年頃まで行われていました。
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「珪酸華」
光り苔とも呼ばれる、溶岩壁に貼り付いた青白く光り洞穴内に棲む微生物の餌にもなる苔です。
これより先は人間は足を踏み入れることができないので、折り返しになります。
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帰りの階段から見えてきた氷柱。
まだまだ足を踏み入れられない場所にも色々な溶岩や氷柱などがあると思うと、見てみたい気持ちが強くなりますね・・・。
そこは人間が足を踏み入れてはいけない神聖な自然の地として捉えておきます。
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「富岳風穴」いかがでしたでしょうか。
緊急事態宣言が明け、安心して県またぎができるようになったら、「鳴沢氷穴」とともに山梨の天然記念物をめぐる旅。
非常にオススメでございます。
富岳風穴
〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
0555-85-2300
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