日本屈指の温泉街”下部”湯治に訪れた人が必ず祈願する「熊野神社」
お出かけ
日本の名湯百選に選ばれている日本屈指の温泉街、南巨摩郡身延町下部に鎮座する「熊野神社」
本殿は、別名「熊野湯権現」または、「温泉宮」と呼ばれ、下部町指定文化財に指定されている。
創建は承和3年(886)であり、現社殿は天正2年(1574)頃、穴山信君の再建と伝えられている。
富士川沿いの河川地方における桃山時代初期の建築文化を物語る有力な遺構である。
とても静かで、心が浄化されていく感覚。
熊野神社の由来は、仁明天皇の頃、甲斐国の国主「藤原正信」公は病のために、下部温泉に療養し田ことに始まる。
正信公は紀州の熊野権現の信仰が厚く、夜夢枕に熊野権現が現れ、「此の山上に我を祀れよ」とのお告げにより、建立したのがこの神社と言われている。
そして今日に至るまで、湯治に訪れた人が祈願、治癒の感謝の意を捧げにお参りする神社になのである。
こちらも下部町指定文化財に指定されている「太々神楽(ダイダイカグラ)」
古くより神楽が奉納されていたと思われる神楽。
再建されてから今日に至るまで原型を留めており、芸能的にも民俗学的にも、極めて重要である。
毎年5月第3の土、日に開催される神楽奉納の舞台であり、療養に来て治っていった人の松葉杖が奉納され、供養祭が行われている。
「武田信玄公の隠し湯」といわれる下部温泉。
下部温泉に来られた際は、温泉と密接な関係の「熊野神社」に参拝して頂くことを強くオススメ致します。
熊野神社
〒409-2942 山梨県南巨摩郡身延町下部23
この記事へのコメントはありません。