故郷を知り、そして考えることができる素晴らしいキッカケ!!南アルプス市「ふるさと文化伝承館」
過去から現在、そして未来へ。
先人が残してきたものを後世に伝えていくこと。
それは”今”を生きる私たちには使命であると私は考える。
南アルプス市野牛島 / ふるさと文化伝承館
南アルプス市の歴史の歩みや地場産業を伝え、国重要文化財の鋳物師屋遺跡出土品をはじめ市内の遺跡から出土した土器や石器、昔懐かしい民具などを展示している。
南アルプス市の歩みは今から約25,000年前の旧石器時代に遡る。
山裾の根本地方を中心に旧石器が発見され、その後の縄文時代も根本地域を中心に栄えている。
その頃扇状地には御勅使川が今より南に流れており、それを避けられる根本地方か、対岸にある上八田や徳永地域で縄文人が営まれていたとされている。
レプリカではなく、1点1点全て本物の発掘された土器や遺跡。
土器も時代とともに変化、改良をされ作られてきた。
このような場所は学生時代に社会科見学等で何度かきた記憶があるのだが、子供の頃見て感じることと、今の私が感じることは当たり前だが全く違う。
実際に”本物”をいろいろな角度から見て、感じて。
どんな思い出この形になったのか、どんな会話をしていたのだろうか等を自分の頭の中で想像して、膨らませていくだけでも非常に面白く浪漫に浸れる・
自分が生まれ育った場所がどのような歴史を辿ってきたのか。
今に至るまでにどのようなことがあったのか。
過去があるからこその今、そして未来がある。
知ることで、自分の言葉や行動に深みが増す。
南アルプス市の方には是非行っていただきたいし、市外の方、県外の方も非常に楽しめるので南アルプス市にお越しの際は是非足を運んでいただきたい。
そして現在(令和3年7月2日(金) – 9月29日(水)まで)の期間は、併設して「戦争とにしごおりの人々」をテーマ展として開催している。
南アルプス市の人々は、アジア太平洋戦争とどのように向き合い、どのように生きていったのか。
ふるさと〇〇博物館事業で収蔵した資料から紐解く内容である。
新型コロナウイルス感染症により世の中は一気に変わった。
日本でも未だ収束に向かっているとは言い難く、さらに現在感染は拡大している。
それでも他外国の情勢等と比べても、あくまでも私見ですが日本は「平和」であると感じている。※あくまでも私見です。
今現在平和な国である日本でも、約80年前には日本は戦争をしていた。
私の祖父母はまさに戦時中を生き抜いた人間である。
だが、昭和から平成、そして令和。
時代の流れとともに、戦争を経験した人はいなくなってくる。
だからこそ、だからこそなのだ。
今平和である日本にかつて、戦争があったこと。
その時代に生き抜いた人の「声」を、どんなに時が流れようと伝えていくことが、日本が平和でい続けるために絶対に必要であると強く思う。
農林高校を出て養蚕を生業としていた若者が、戦争という時代に巻き込まれたことにより、農地を玉幡飛行場建設のために無くしてしまう。
そして、昭和10年代に飛行場建設技手としてアリューシャン列島に赴き、帰還後はロタコ建設(アジア太平洋戦争末期に御勅使川扇状地上に構築された日本陸軍の秘匿飛行場で)に従事。
一人の青年が生きた戦争時代の足跡を辿る貴重な資料が展示されている。
にしごおり(南アルプス市域)の人々が、戦争をどう生きたか知ることができ、そして戦争について改めて考えるきっかけになる。
自然と文化が調和した幸せ創造都市「南アルプス市」をより深く知る旅へ、あなたも足を運んでみませんか?
ふるさと文化伝承館
〒400-0205 山梨県南アルプス市野牛島2727
TEL : 055-282-7408
営業時間 : 9:30 – 16:30 無料
URL : https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/bunkazai-densyokan/
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